家には「夏型」と「冬型」があります
家を選ぶときに、自分の好みの外観や雰囲気で選ぶ人が多いのですが、家にもタイプがあります。「夏型の家」「冬型の家」。
これは服と同じで住む地域によって着るものが変わってくるように家も住む地域によってそのタイプを変える必要があるのですが、服と違って簡単に着替えることはできません。
だから、四季のある日本ではあまり重要視されず「夏型の家」と「冬型の家」が混在してしまっているのが現状です。
夏型の特徴
夏型の家の特徴は、開口部が大きく、庇(ひさし)が長いのが特徴で、日本古来の住宅はみんな夏型でした。
ひさしが長いことにより、夏と冬で太陽光の入射量を調整できます。
そして、ひさしが長いことにより、急に雨が降ってきた場合でも家に雨が入ることはありません。
ここが以外に盲点でひさしのない家を作ってしまうと窓を開けっ放しにしておくと、急な豪雨で家の中が水浸しってことが起こります。
夏型の家のデメリットは、土地にゆとりが必要。ということくらいかな
冬型の特徴
冬型の家の特徴は、窓が小さくひさしが短いのが特徴です。
窓は熱を逃しやすいのでダブルやトリプルガラスを使用します。
あと、基本雨は少なく雪が積もるのでひさしの出は少なく、屋根の傾斜もきつめなのが特徴です。
なるべく空気を逃さない。高気密高断熱の住宅なので基本空調に頼る作りになってしまいます。
まどの配置をよく考えないと本当に風通しの悪い家になってしまいます。